不明マレーシア機で最終報告書、依然未発見は「信じがたい」CNN

海外に在住するようになると、それが日本からさほど離れていなくても、飛行機関連のニュースに敏感になる。現在、当国から日本までの最安値のチケットはマレーシア航空のようだ。その他のFSCの７割程度の値段なので、魅力的ではある。

ただそこで引っかかるのが、３年前の飛行機失踪事件だ。今回、オーストラリア運輸安全局の最終報告書が発表された。だが、要約すると「何が起きたかわからない」という事だ。

「１日に１０００万人が商用機に搭乗する現代において、大型機が行方不明になり、その航空機と搭乗者に何が起きたのかについて世界が確証を持てないことはほとんど信じがたく、社会的に到底容認できるものではない」という指摘は実に不気味だ。信じるか容認するかは別にして、現実に起きた事だからだ。

”現代”に生きているとは言え、あり得ないと思う事も起こりうるし、人間はそれに対して実に無力だ。これは忘れがちな視点であり、人類への戒めともとらえられよう。